- コラム:小さなハッピー
教室便り 2025年12月15日掲載
小さなハッピー
お初にお目にかかります。MYスイッチの山形です。
私の住む盛岡は大変寒くなってまいりました。気候の変化による体調への心配もありますし、インフルエンザなどにも気をつけなくてはならない時世ですね。
さて、今回は私が日々教室に来てくれる生徒達に必ずかける言葉についてお話したいと思います。
「よく来たね。今日はハッピーかい?」
■ ハッピーの瞬間
皆さんはどんな時に”ハッピー=幸せ“を感じるでしょうか。
部活の試合で勝った時でしょうか?
テストでいい点数を取れた時?
もしかしたら宝くじに当たった時かもしれません。
ではそのハッピー1つでどれくらい幸せを感じるでしょうか。
ハッピーを1つ1つ比べてみたらどうでしょう。例えば、
「いつも60点のテストで65点が取れた時」と
「いつも60点のテストで80点が取れた時」を比べたらどうでしょうか。きっと「いつも60点のテストで80点が取れた時」の方が幸せを感じる、嬉しいという人が多いのではないでしょうか。
■ どんなハッピーでもハッピーに変わりなし
日常にありふれているハッピーは他と比べてしまえば、その多くが単純な出来事に成り下がってしまいます。
しかし先ほどの例を2つともこんな風に言い換えてみましょう。
「いつも60点のテストでいつもより点数が取れた」
どうでしょうか。
どちらだったとしてもこんな風に言い換えたら少しハッピーな気持ちになりませんか?
日常にはハッピーがありふれています。
せっかくのハッピーを見逃したり、ハッピーではないことだと思い込んでしまったりすることが多くはないでしょうか。もしも
「今日はハッピーじゃなかった」
という生徒がいたらぜひ今日あった出来事、今週あった出来事を教えてください。一緒に小さなハッピーを見つけましょう。
自分では気づかないハッピーも、一緒に振り返ることによって、実は嬉しかったことを見つけられるかもしれません。また、嫌だなと思ったことも私と共有することで気持ちが和らぐこともあります。■ ハッピーは“原動力“
テストや模試の前、受験の前の今の時期に「何をやってもうまくいかない」「何をやっても足りない気がする」というような無力感や漠然とした不安感がありませんか。
そんな気持ちで心をいっぱいにしていたら段々と自分の視野が狭く、暗くなっていきます。
まさに私の受験期はそんな状態でした。
次第に机に向かう気力は減り、自由登校になった高校や予備校へも足が向かなくなっていきました。幸福は“原動力”です。
毎日、小さなことでも「今日はこれでハッピーを感じた」と思えることを探してみてください。後ろ向きな気持ちが徐々に前向きな気持ちに変わっていきます。また、それをぜひ私にも教えてください。皆さんが笑顔で自分のハッピーを話してくれる、そのような姿を見ることが私のハッピーです。日々、生徒の皆さんが笑顔で前向きに人生を生きていける、そのようなサポートが出来る存在でありたいと強く思います。
「一問だけ完璧に数学の問題が解けた」
「コンビニで見かけたことのない具のおにぎりを買ってみたら美味しかった」
「新しいシャーペンを買ってみた」
大したことではないじゃないか、そう思った人もたくさんいるでしょう。
そうです、ハッピーとは大きな出来事である必要はありません。
小さなハッピーを見つけて積み重ねていきましょう。
そして身近な人にお裾分けしてあげてください。
あなたのハッピーで一緒に幸せを感じてくれる人は身近にたくさんいるはずですよ。

